IMG_7346T2東村山邦楽友の会

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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                            代 表 酒井高子

 

 

 

             CD,DVD〜公演30回を記念して

 

                「箏コンサート」も、2001年から東村山で毎年春と秋に開催し、お陰様で

               30回となりました。その中から、大切に弾いてきた独奏曲、拍手をたくさん

               いただいた曲、私の中で記念となった曲をまとめ、この度3枚のCDとDVD

               を作成致しました。

                長く応援してくださった皆様に深く感謝申しあげまして、ご希望の方

               (先着30名様)にCD・DVDを差し上げます。下記A・B・C、CD・DVD、枚数、

               送り先をご記入の上、酒井(TEL080―5009―8946)まで携帯電子メール

               でお申し込みください。後日、お送りさせていただきます。  酒井高子

 

     A (CDDVD)

      

 

         

 

 

     B (CDDVD)

      

 

         

 

 

     C (CDDVD)

      

 

                  TURUKAME                    五節の舞

         

                 ディヴェルティメント              時の流れ・シルクロード

         

 

 

 

             箏コンサート〜最近の公演から

 

                          44回 東村山市民文化祭

                      平成291028日(土) 16:2517:20

                         東村山市立中央公民館 ホール

 

             プログラム・曲目解説

 

         1.ゆきあかり (2004年 池上眞吾作曲)

           箏・酒井高子  三絃T・松本 愛子  三絃U・関美保子  尺八・高橋慧山

          北国の冬の夜。一面に積もった雪を優しい月の光が照らす。かまくらにも灯りがともり、

          温かい甘酒を楽しむこども達。雪道にはウサギやキツネのかわいらしい足跡が残されている。

          曲は和声的な響きを重視し、やわらかな雪の質感や温かい灯りの感じを醸し出している。

 

         2.氷上の舞 (2008年 佐藤義久作曲)

           箏・酒井高子  十七絃・関美保子

          さまざまな絵柄が舞っている。透明な氷の上を陽光に輝きながら、風にまとわりつきながら・・・。

 

         3.竹紫絃明 (1998年 菊重精峰作曲)

           箏・酒井高子  三絃・松本愛子  尺八・高橋慧山

          名言に「山紫水明」という言葉があります。この名言を引用し“山”は尺八に、“水”は箏・三絃に

          置きかえ、タイトルにしました。尺八は渓谷に響き渡り、筝・三絃は湖に波紋を浮かべる。

          三つの音が響き合い、調和し、大自然へと溶け込んで行く。

 

         4.風の歌  (1970年 沢井忠夫作曲)

           箏・酒井高子  尺八・高橋慧山

          風とそれに吹かれる人の心との対話風な作品で、演奏には、筝・尺八共に豊かな音楽性が要求される。

          特に後半に表れる尺八・筝のカデンツァは演奏者の自由な解釈によるファンタジックな詩として

          生まれ出てくることを望んでいる。(作曲者)

 

       

 

         5.赤とんぼ (1994年 佐藤義久編曲)

           箏T・酒井高子  箏U・松本愛子  十七絃・関美保子

          「赤とんぼ」「揺籃(ゆりかご)のうた」「夕日」の3曲の唱歌を箏・十七絃の三重奏に編曲したもの。

 

       

 

 

 

             箏コンサート〜最近の公演から

 

                        26回 東村山市民文化のつどい

                      平成29527日(土) 14:0515:10

                         東村山市立中央公民館 ホール

 

             プログラム・曲目解説

 

         1.六つの印象 (2000年 吉崎克彦作曲)

           箏・酒井高子  三絃・松本愛子  十七絃・森由幾子  尺八・高橋慧山

          古典の段物「六段」を『古代色』の印象でかき綴った曲。

          一段:薄墨(うすずみ)  [二段:利休鼠(りきゅうねずみ)]

          三段:白緑(びゃくろく)  四段:青瓷(せいじ)

          [五段:辰砂(しんしゃ)]  六段:伽羅(きゃら)

 

         2.編曲 砧 (1975年 宮城道雄作曲・牧野由多可編曲)

           箏T・酒井高子  箏U・佐藤いほり  十七絃・郭真姫

          宮城道雄作曲による「砧」は高音と低音に調絃されたニ面の筝のための作品である。

          宮城喜代子さんからの委嘱により、この二重奏曲を十七絃パートを含む多人数の箏合奏が

          可能なように新たに編曲を行った。

 

         3.平城山・出船  (新実徳英編曲)

           箏・酒井高子  十七絃・関美保子  尺八・高橋慧山

          ○平城山 北見志保子作詞/平井康三郎作曲

          人恋うは哀しきものと平城山(ならやま)に もとほり来つつ堪え難き

          いにしえも(つま)に恋いつつ越えしとう 平城山の路の涙おとしぬ

          ○出船 勝田香月作詞/杉山長谷夫作曲

          今宵出船か お名残惜しや 暗い波間に 雪が散る

          船は見えねど 別れの小唄に 沖じゃ千鳥も 泣くぞいな

          今鳴る汽笛は 出船の合図 無事で着いたら 便りをくりゃれ

          暗いさみしい 灯影(ほかげ)(もと) 涙ながらに 読もうもの

 

         4.溢れ出ずる想い・昇り行く心 (2001年 池上眞吾作曲)

           箏・酒井高子  三絃・松本愛子  十七絃・関美保子  尺八・高橋慧山

          (ヴァスコ・ダ・ガマの航海に寄せて)

          ポルトガルの大航海時代喜望峰を回り、初めてインドへの航海を成功させたと言われるヴァスコ

          ・ダ・ガマ。その苦難の航海を終え、辿り着いたインドの丘から夕陽に染まる海原を眺め、様々な

          想いに浸ったガマの心情を1楽章で、そして酒を酌み交わしながら次第に気分が高揚していく様を

          2楽章でそれぞれ表現している。

 

       

 

 

 

             箏コンサート〜最近の公演から

 

                          43回 東村山市民文化祭

                          平成281030日(日)

                             13:1014:00

                         東村山市立中央公民館 ホール

 

                プログラム

                1.白い風の下で

                2.胡桃の森で

                3.午後のバッハ

                4.雪ものがたり

 

 

     

 

 

     

 

 

     

 

 

     

 

 

 

             箏コンサート〜最近の公演から

 

 

                        25回 東村山市民文化のつどい

                          平成2864日(土)

                             16:0517:05

                         東村山市立中央公民館 ホール

 

                プログラム

                1.二つの変奏曲        (沢井 忠夫 作曲)

                2.光のしづく         (吉崎 克彦 作曲)

                3.二つの田園詩        (長沢 勝俊 作曲)

                4.春の詩集          (牧野由多可 作曲)

 

 

                曲 目 解 説

 

         1.二つの変奏曲(さくらさくら・荒城の月)     (沢井 忠夫 作曲)

 

             酒井 高子

 

              日本の代表的な曲である“さくらさくら”と“荒城の月”は、

              ここでは短いイントロダクションを伴っていきなり第一のヴァ

              リエーションに入っていく。“さくらさくら”は五つの、“荒城

              の月“は三つのヴァリエーションをどうぞお楽しみください。

                                      1971年作曲

 

     

 

 

         2.光のしづく         (吉崎 克彦 編曲)

 

            筝T 関 美保子  筝U 酒井 高子

 

              やわらかな陽差しが、まるでしづくのような清涼感をもって体に

              したたる。それは子供に対する愛情にも似た穏やかで、安らぎに

              満ちた「光」輝くひと時であった。

              この曲の最大のモチーフは、メロディーというよりは、むしろ透

              明感の強い手法「ハーモニクス」にあります。

                                      1989年作曲

 

     

 

 

         3.二つの田園詩        (長沢 勝俊 作曲)

 

             酒井 高子  十七絃 関 美保子  尺ハ 高橋 慧山

 

            日本の美しい自然と、これに深いかかわりをもちながら生きてきた

            人々の気持ちを、三つの楽器に託して描いたものです。

            一つは自然に対する憧れを静で表し、一つは動で表しています。

                                      1973年作曲

 

     

 

 

         4.春の詩集          (牧野由多可 作曲)

 

            筝T 酒井 高子  筝U 川久保佳代子  十七絃 郭  真姫

 

            待ち望んでいた春のおとずれ・・・

            小川の水がキラキラと輝き、すべてがよみがえり、花開く季節、

            かぐわしい風の香りと晴れわたった春の日に、夢のような乙女たち

            がとおりすぎてゆく・・・

            この作品はそうした希望の光にみちた春をえがいた詩曲である。

            曲は冒頭、春の到来をよびかけるようなT箏の独奏に始まり、これ

            が序奏となって、やがてU箏の分散和音の上に流れるようなメロデ

            ィーが主題となって様々な変化を遂げ、自在に適開し、春の喜びと

            哀愁をうたう。

                                      1985年作曲

 

     

 

                                        2016.6.4 写真撮影・横谷民夫)

 

 

             箏コンサート〜最近の公演から

 

 

                          42回 東村山市民文化祭

                          平成271024日(土)

                             16:2017:30

                         東村山市立富士見公民館 ホール

 

                プログラム

                1.五節の舞           (沢井 忠夫 作曲)

                2.ハートフルサウンド      (渡辺 正子 編曲)

                3.海原をゆく          (山本 普乃 作曲)

                4.飛騨によせる三つのバラード  (長沢 勝俊 作曲)

 

 

                曲 目 解 説

 

         1.五節の舞          (沢井 忠夫 作曲)

 

             酒井 高子  十七絃T 森 由幾子  十七絃U 関 美保子

 

              豊明節会に演じられた五節の舞は、天武天皇が吉野離宮で筝を奏

              された折に、天女が羽衣の袖を五度ひるがえして舞うさまを見ら

              れたことに始まったと言われる。

              その幻想的な情景に魅かれ、タイトルとして拝借した。

              曲は、二面の十七絃のエネルギーの爆発によって始まり、そこ

              から古典的な韻をもった筝がひっそりと誕生する。

              その韻は二面の十七絃を誘い、次第に激しく舞踏へと発展して

              いく。                     1984年作曲

 

     

 

 

         2.ハートフルサウンド     (渡辺 正子 編曲)

            @花祭      Aカントリー・ロード

            Bシルクロード  Cコンドルは飛んでゆく

 

            筝T 酒井 高子  筝U 関 美保子  十七絃 森 由幾子

            尺ハ 高橋 慧山

 

     

 

 

         3.海原をゆく         (山本 普乃 作曲)

 

             酒井 高子  十七絃 森 由幾子  三絃 松本 愛子

            尺ハ 高橋 慧山

 

            大海原を船が力強く進んでいく中で出会った、様々な海の情景を

            描いた作品です。              2006年作曲

            1章「しぶき」 海から出航した船が汽笛を鴫らし、しぶきを

              あげて大海原に揺られていきます。秘めて。

            2章「雨」 筝の柔らかな雨のモチーフをベースに穏やかな航海

            3章「彼方へ」快晴の大海原を、見えない彼方へ向けて船は更に

              力強く進んでいきます。沢山の人々の夢と希望をのせて。

 

     

 

 

         4.飛騨によせる三つのバラード (長沢 勝俊 作曲)

 

            筝T 酒井 高子  筝U 関 美保子  筝V 松本 愛子

            十七絃 森 由幾子  尺ハ 高橋 慧山

 

            飛騨はかつて幕府天領として栄えた所です。この曲は飛騨に残る

            数多くのものの中から特に心に強くひかれたものを素材として

            とりあげ、組曲風にまとめたものです。    1977年作曲

            1.歩荷(ぼっか) 山を越えて物を運搬する人のこと。厳しし

              山国の自然と飛騨に生きる人達の生活があります。

            2.立円(たちつぶら) 今でいうベビーサークルのこと。

            3.杉玉(すぎだま)造り酒屋の店先にぶら下がっている大きな

              杉の玉。酒といえば祭、晴れの日の祭りの哀歓を描いたものです。

 

     

 

 

             箏コンサート〜最近の公演から

 

 

                        24回 東村山市民文化のつどい

                           平成27530日(土)

                             17:4018:40

                        東村山市立中央公民館 3階ホール

 

                プログラム

               1.森の道             (ジョン・海山・ネプチューン作曲)

               2.ヴィヴァルディ 四季より「春」 (角田圭伊悟編由)

               3.筝のしらべ           (長沢勝俊作曲)

               4.九州民謡による組曲       (牧野由多可作曲)

 

 

                曲 目 解 説

 

         1.森の道    (2010年、ジョン・海山・ネプチューン作曲)

 

        筝I 酒井 高子  筝U 関 美保子  筝V 松本 愛子  十七絃 森 由幾子

        尺八 高橋 慧山

 

              ヨーロッパには、教会の鐘を使った興味深いパフォーマンスの伝

              統があります。違う音程の鐘を、毎回違う順序で鳴らし、あり得

              るすぺての順序を繰り返さずに鳴らしていくというものです。

              このアイデアを2楽章目に用いました。

 

     

 

 

         2.ヴィヴァルディ 四季より「春」(角田圭伊悟編由)

 

        筝I 酒井 高子  筝U 関 美保子  筝V 松本 愛子  十七絃 森 由幾子

 

              第1楽章 アレグロ ホ長調:春が来た。小鳥たちは楽しげに歌

              い春に挨拶する。泉はそよ風に柔らかく囁きながら流れ出す。や

              がて空は暗くなり、雷鳴と稲妻がおそってくる。嵐がしずまると

              小鳥たちはふたたびうれしそうに歌いだす。

              第2楽章 ラルゴ 嬰ハ短調:ここちよい牧場には花が咲き、草

              木の親しげなささやきのなかで、牧人はまどろむ。羊追いの犬の

              鳴き声夢幻的な牧人のまなざしとがいい知れぬ官能を刺戟する。

              第3楽章 田園舞曲 アレグロ ホ長調:牧人とニンフは牧歌風

              の音に合わせて空の下で陽気に踊る。

 

     

 

 

         3.筝のしらべ    (1980年、長沢勝俊作曲)

           @さくらさくら  A通りゃんせ B江戸子守唄

 

        筝I 酒井高子  筝U 松本愛子  十七絃 関 美保子

 

              よく知られた日本古謡とわらべうたのメドレーです。筝二面と十

              七絃による三重奏で、これらの旋律の美しさに筝のもつ機能を充

              分に生かしながら、さまざまな表現の変化を与えてあります。

 

     

 

 

         4.九州民謡による組曲     (1975年、牧野由多可作曲)

           @島原の子守唄  Aおてもやん  B刈干切唄

 

        筝I 酒井 高子  筝U 関 美保子  十七絃 森 由幾子  尺八 高橋 慧山

 

              民謡は民衆の心の声であり、宝である。その痛切な叫びにも似た

              旋律は、様々な歴史のうねりや、自然のきびしい試練の中に、垣

              間見る事ができる。第1楽章が哀切な「島原の子守唄」、第2楽

              章が明るく開放的な「おてもやん」、第3楽章は一転して秋の草

              原を吹き抜けてゆく風のような「刈干切唄」。

              この三つの素材がさまざまに変奏され、展開してゆく。

 

                                        2015.5.30 写真撮影・横谷民夫)

 

 

 

             箏コンサート〜最近の公演から

 

 

                          41回 東村山市民文化祭

                          平成26118日(土)

                             17:0018:10

                         東村山市立中央公民館 ホール

 

                プログラム

                1.リープ(Leap)       (水川 寿也 作曲)

                2.四重華一番         (藤井 凡大 作曲)

                3.世界の民謡メドレー     (池上 眞吾 編曲)

                4.日本民謡組曲 第1番    (福島雄次郎 編曲)

 

 

                曲 目 解 説

 

         1.リープ(Leap)「跳躍」     (水川 寿也 作曲)

 

             酒井 高子  十七絃 森 由幾子  尺八 高橋 慧山

 

              筝、十七絃、尺八の軽快な曲です。

              静かな海、夏のけだるい朝・・・・・そんな情景を思い浮かべ

              ながら創り始めたのですが、性分なのでしょうか、ついつい、

              イメージを膨らませ、自分自身が盛り上がってこの曲を作って

              しまいました。

              盛り上がれ! そして 飛んで行け!    2000年作曲

 

     

 

 

         2.四重華一番         (藤井 凡大 作曲)

 

            箏T 酒井 高子  箏U 関 美保子  十七絃 森 由幾子  三絃 松本 愛子

 

              「四重華」という曲名は、四つの絃楽器が、時には譲り合い、

              また時には一丸となって合奏の華を咲かせるという意味から

              つけられました。曲は、軽みを帯びた平易な曲でありながら

              端的なリズムと、端的なメロディーが、緩急の変化とともに

              時に複雑に組み合わされ、また独奏や掛け合いなども交えて

              色彩的に進行します。大輪の八重咲きのような、活き活きと

              した演奏を期待したい。(作曲者)    1986年作曲

 

     

 

 

         3.世界の民謡 メドレー    (池上 眞吾 編曲)

 

            箏T 酒井 高子  箏U 関 美保子  箏V 松本 愛子  十七絃 森 由幾子

 

              世界各国各地の有名な民謡が次々に登場、メドレー形式の楽しい

              曲調に編曲しました。            1993年編曲

              イントロ・おお牧場はみどり(チェコ)・もみの木(ドイツ)・

              サンタルチア(イタリア)・コンドルは飛んで行く(ペルー)・

              グリーンスリーブス(イギリス)・サモア島の歌(ポリネシア)・

              おおブレネリ(スイス)・さくら(日本)・追憶(スペイン)・

              マイムマイム(イスラエル)・エンディング

 

     

 

 

         4.日本民謡組曲 第1番    (福島雄次郎 編曲)

 

            箏T 酒井 高子  箏U 関 美保子  十七絃 森 由幾子  尺八 高橋 慧山

 

              この作品は1969年、邦楽四人の会の委嘱によるもので、日

              本民謡と邦楽器の接点の過程で、演奏会形式にまとめたもので

              す。それぞれの楽器の特徴をいかしながら、五曲続けて演奏い

              たします。

              「弥三郎節」(青森県)  「五木の子守唄」(熊本県)

              「津軽じょんがら節」(青森県)  「船頭唄」(広島県)

              「阿波踊り」(徳島県)

 

     

 

 

 

             箏コンサート〜最近の公演から

 

                        23回 東村山市民文化のつどい

                           平成26524日(土)

                             17:3518:35

                        東村山市立中央公民館 3階ホール

 

                プログラム

                1.鳥のように            (沢井 忠夫 作曲)

                2.樹 冠              (長沢 勝俊 作曲)

                3.〜華麗なるモーツアルト〜 交響曲第40番・第41番より  (野村 祐子 編曲)

                4.〜箏 日本の調べ〜        (新見 徳英 編曲)

 

 

                曲 目 解 説

 

         1.鳥のように  (沢井 忠夫 作曲)

 

               酒井 高子

 

              鳥のように大空を翔くことができたら、という夢は誰しも持っていて、

              素晴らしい出来事の中にあって空を仰いだとき、雲に憧れたとき、

              そんなときにはやはり鳥のように空を翔けてみたい。

 

             

 

 

         2.樹 冠  (長沢 勝俊 作曲)

 

            箏T 酒井 高子  箏U 関 美保子  箏V 松本 愛子  十七絃 森 由幾子

            尺八 高橋 慧山

 

              大変すがすがしい語感の「樹冠」とは、樹木の枝や葉の茂っている

              部分のことです。曲は、それぞれの楽器が独自の歌をうたいながら、

              だんだんとアンサンブルを形成し、次第に高揚していく形をとって

              います。激しい個性のぶつかり合いと調和の世界・・・そこに新しい

              合奏形態を見つけようとしたものです。

 

 

 

 

         3.〜華麗なるモーツアルト〜 交響曲第40番・第41番より  (野村 祐子 編曲)

 

            箏T 酒井 高子  箏U 関 美保子  十七絃 森 由幾子

 

           @交響曲第40番 ト短調 K.550より第1楽章 モルト・アレグル

             ひそやかな響きにいざなわれて第1主題が奏される、きわめてロマン的な

             冒頭で始まる、皆さんよくご存知の曲です。

           A交響曲第41番 ハ長調 K.551 「ジュピター」より第3楽章 メヌエット アレグレット

             なだらかな下行主題の美しい楽句は、優雅な舞踏会を連想させます。

 

     

 

 

         4.〜箏 日本の調べ〜  (新見 徳英 編曲)

 

            箏T 酒井 高子  箏U 関 美保子  箏V 松本 愛子  十七絃 森 由幾子

 

           @浜辺の歌

             あした浜辺をさまよえば 昔のことぞしのばるる〜

           Aわらべうた(ずいずいずっころばし〜かごめかごめ)

             わらべうたは遊びと結びついたものが多く、ずいずいずっころばしは、

             握りこぶしを突きながら歌われる江戸の唄。かごめかごめは、輪になった

             子供たちの鬼当て遊びを伴うもの。

           B花

             春のうららの隅田川 のぼりくだりの船人が 櫂のしずくも〜

           C待ちぼうけ

             待ちぼうけ待ちぼうけ ある日せっせと野良かせぎ そこへ兎が飛んで出て

             ころりころげた木の根っこ〜

 

     

 

 

 

             箏コンサート〜最近の公演から

 

                          40回 東村山市民文化祭

                          平成251026日(土)

                             17:3018:30

                        東村山市立中央公民館 3階ホール

 

                コンサート・プログラムの前半は秋と冬から一曲ずつ、

                後半は、月に寄せる日本のうたと、クラシックの名曲

                からヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲です。

 

                プログラム

                1.秋の断章         (石井由希子 作曲)

                2.雪三態          (長沢勝俊 作曲)

                3.月に寄せる日本のうた   (野村祐子 編作曲)

                4.ヴァイオリン協奏曲    (ヴィヴァルディ 作曲)

 

 

                曲 目 解 説

 

         1.秋の断章  (石井由希子 作曲)

 

             酒井 高子  十七絃 森 由幾子  尺八 高橋 慧山

 

              秋の静けさの中、目を閉じて耳を澄ますと聞こえてくるような

              抒情的な竹の音から始まります。やがてその静けさが少しずつ

              織り重なるように、尺八と箏がメロディーを紡ぎ出します。

              そして秋の戯れに揺れるように、またある時は秋の光と風に煌

              めくように音は流れ、ひたすらに透明に澄んでゆくことを望み

              つつ、曲は静かに終わります。     (2009年作曲)

 

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         2.雪三態  (長沢勝俊 作曲)

 

            箏T 酒井 高子  箏U 関 美保子  箏V 松本 愛子  十七絃 森 由幾子

 

              冬といえば雪。雪に関する作品も数多くあります。私の好きな

              わらべ唄に東北地方でうたわれている「上見れば虫コ、中見れ

              ば綿コ、下見れば雪コ」という唄があります。

              そこには子供達の新鮮でリアルな観察眼と、雪に対する憧れと

              ロマンがあります。

              この曲はこれらを基調として雪の世界を描いたものです。

              本日は、箏四重奏として演奏いたします。(1980年作曲)

 

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         3.月に寄せる日本のうた  (野村祐子 編作曲)

 

            箏T 酒井 高子  箏U 関 美保子  十七絃 森 由幾子  三絃 松本 愛子

            尺八 高橋 慧山

 

              月を題材にした歌の中から、世界にその名を残した滝廉太郎の

              名作「荒城の月」、春の夕暮れが目に浮かぶ「朧月夜」、こども

              のころ『月にはうさぎがいるのよ』と教えられたことを思い出

              す「うさぎ」、そのメロディーが取り入れられた「十五夜お月

              さん」、大人の哀愁の「宵待草」、らくだに揺られる王子さまと

              お姫さまの旅物語「月の沙漠」をメドレーでお聞きください。

                                 (2003年作曲)

 

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         4.ヴァイオリン協奏曲  (ヴィヴァルディ 作曲)

 

            箏ソロ 酒井 高子  箏T 関 美保子  箏U 松本 愛子  十七絃 森 由幾子

 

              この曲は、1712年に発表された「調和の霊感」という作品

              3番の協奏曲集の第6曲目で、ヴィヴァルディの多くの協奏曲

              の中で最も有名で最も多くの人々に親しまれている作品です。

              独奏ヴァイオリンに対して弦楽合奏3部の原曲を箏のアンサン

              ブル曲としてアレンジしてみました。

              ヴィヴァルディの美しい旋律とハーモニーに箏の音色が新しい

              魅力を加えてくれると思います。    (編曲 水野利彦)

 

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             箏コンサート〜最近の公演から

 

                        22回 東村山市民文化のつどい

                          平成25525日(土)

                         東村山市立中央公民館 ホール

 

               コンサート・プログラムの前半では田園にスポットをあてました。

               後半は、皆様がよくご存知の曲の演奏で、洋楽クラシックの世界と

               和の世界をわらべうたでお楽しみいただきました。

 

                プログラム

                1.箏譚詩集より       (三木 稔 作曲)

                2.二つの田園詩       (長沢勝俊 作曲)

                3.クラシックバラード

                4.童夢(どうむ)       (吉崎克彦 作曲)

 

 

                曲 目 解 説

 

         1.箏譚詩集より  (三木 稔 作曲)

 

                酒井 高子

 

              @里曲(さとわ):箏譚詩集春から。ハープのように、でも箏にしかできない「我が故郷」の情景。

              A案山子考(かかしこう):箏譚詩集秋から。刈り入れの秋、カカシは田園の芸人だ。

                           この曲は、〈上山かかし囃子〉の一曲(こと囃子)にも化ける。

 

              

 

 

 

         2.二つの田園詩  (長沢勝俊 作曲)

 

                酒井 高子  十七絃 森 由幾子  尺八 高橋 慧山

 

              日本の美しい自然と、これに深いかかわりをもちながら生きてきた人々の気持ちを三つの楽器に

              託してえがいたものです。一つは自然に対する憧れを静で表し、一つは動で表しています。

 

     IMG_4287箏T.jpg

 

 

 

         3.クラシックバラード

 

               箏T 酒井 高子  箏U 関 美保子  箏V 松本 愛子  十七絃 森 由幾子

 

              @G線上のアリア:作曲J..バッハ。バイオリンのG線のみで演奏できるこの曲は、だれでも

                       知っている名曲のひとつです。

              Aトロイメライ: 作曲シューマン。13の小品からなるピアノ曲「子供の情景」の7番目の曲で、

                       夢を見るという意味です。

              B主よ、人の望みの喜びよ:作曲J..バッハ。カンタータ第147番「心と口と行いと命」の

                       中のコラールです。

 

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         4.童夢(どうむ)  (吉崎克彦 作曲)

 

               箏T 酒井 高子  箏U 関 美保子  十七絃 森 由幾子  三絃 松本 愛子

               尺八 高橋 慧山

 

              モチーフを東京・子供−「わらべうた」に焦点をしぼり、かくれんぼ、ずいずいずっころばしなど

              六つの題材より、器楽合奏、編曲変奏部、ソロなどを混じえて一つの曲にまとめたものです。

 

     IMG_4309箏T.jpg

 

 

 

 

 

 

 

   (写真撮影・横井時信)

   2017.11.2 更新

   キーワード:東村山邦楽友の会 代表 酒井高子

 

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